« 知りませんでした。 | メイン | そして小橋建太。 »
2005年07月24日
NOAH東京ドーム。
昨年に続き行ってまいりました。
週プロの特集号も発売になって、だいたい世間(と言ってもプロレス内世間だが)の評価めいたモノも見えてきたので、俺も感想をば。
まず、こう、打撃多めの試合が多かったなあと。
小橋vs健介は両者併せて200発チョップ打ってますかそうですか。
・健介は本当に北斗に救われたなあ。
ロス道場>新日>ド真ん中>新日、というあたりは、この人相当悲惨な末路を辿りそうだなあ、と思っていたものだが、今や多少便利屋入ってるものの、立派な「フリーの大物」ポジションじゃないですか。
俺は今でも北斗は嫌いだが、佐々木家の突き抜け方は認めざるを得ない。
・NOAH新世代。
ジュニアは安泰だな。実際。あとは相対評価基準を得るだけだ。
力皇は、あれだけデカくてあれだけ動ければもっと評価が高くて良い。足りないのはルックスと人気か(笑)。
って言うか、ベルトというか、チャンプを冷遇する団体に将来はないぞ。
某ライオンマークは、またベルト封印するとか言ってるぞ(笑)。
っていうか言わせてもらうが、ベルト封印は橋本関係ないだろ、藤田よ。
一方、しょっぱくて仕方がないのが森嶋。バックドロップに思い入れがあるのはよくわかったが、そこまでのデクノボー具合は何とかならないか。お年寄り死んじゃうぞ。ブラッシーとは違う意味で。
潮崎はいかんせん体型が中途半端だなあ。ライバルと呼べる選手を早く見つけるべし。
それがダメなら、アキトシあたりにがんがん突っかかっていけ。
師匠(小橋)の場合は外人相手だったが、アレ(アキトシ)は外人みたいなもんだ。
一方、橋君の将来が不安でなりません。ああいう朴訥タイプは、キャラチェンジ難しいよねえ。
・アキトシのブレーンバスター、越中のケツ。
アレで小橋の長滞空が見られなくなったとしたら、笑止千万。
ケツで喜んでるプロレスに未来はない。と言うか動きに品がない。全日出身を名乗るな。
エッチューフンドシで男色ディーノにぶち込んでこい(お下品)。
以上。どんぱっぱ、どんぱっぱ、どんどん。
・天龍
小川にキャリアが足りないとしたら、ほとんどの現役レスラーにはキャリアが足りないわけですが、テンルージョークでしょうか?
・三沢-川田
まず確実に言えることは、この二人といえども、今の小橋のあとはツラい(笑)。
ましてや、三沢-川田は、三沢-小橋や三沢-秋山と違ってシバキ合いの傾向が強いのだが、この日はムシキングのあとぐらいから(要するにシングルは)全部シバキ合いテイストが強めだったので、そういう意味でも厳しいものはあったかもしれない。
ああいう場合は、セミとメインは別の味付けで闘うべきように思うのだが、三沢-川田はああなるんだよね。
川田側に立てば、三沢先輩という壁をぶち破るには(プロレス内)「何でもあり」が許される雰囲気がある。
三沢のインタビューなんか読んでると、どうも三沢は川田の受け身を信頼していない……と言うと誤解を招くな。
川田の本質は万能レスラーなんだと、俺は思っている。確かにゴツゴツした技を好むんだが、ローリングエルボーやらタイガードライバーやら(両方とも、相手の外人選手が得意技にしていた)をパッとやるような器用さを裏に持っている。そのもっと前は、ムーンサルトアタックまで使っていたのを、今思い出した。
ただ、器用さで対抗するには、三沢という選手は巧すぎるんだろうな。そういう相手性の中で、川田はああいうスタイルを選んだものだと、俺は理解している。
だから、たぶん川田は受け身にしても、「ヘタ」な選手ではないのだと思うのだよね。
そこでやっと三沢のインタビューになるのだが、その上で川田は「スカす」部分があるのだそうだ。
ゆえに、三沢は相手がきちんと受けるのを前提にするハイリスクな技を、川田相手には出したがらないのではないか、と、俺は考えている。
その昔、ロープワークがほとんど無いだの、大魔神顔の三沢が見られるのは川田戦だけ、だの言われていたが、逆にそれはあの二人の限界でもあるのではないのかと思ったりする。
逆に小橋と健介が違うスタイルの試合をやる手もあったのだろうが、この二人にそれを求めるのも無理なわけで。
……後半愚痴ばっかりやな。
総合すると、後半のシングル4つは、どれも武道館までなら十分メインに耐えるカードだったと思うのだよ。
でも、たとえて言うならば、背脂ギトギトのラーメンを4杯立て続けに出されても食えません、みたいな後味。やや拡散してるよなあ。
投稿者 ushila : 2005年07月24日 00:13
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.torihan.com/mt/mt-tb.cgi/306