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2005年09月09日
「World Scratch」(東京エスムジカ)~「君は僕に似ている」(See-Saw)
まあその、九州旅行の帰りのお供に、「World Scratch」と「ether」(レミオロメン)を買ったわけだ。
後者はひとまず置いておくとして(今度書きます。「朝顔」とまとめて)、前者についての最初の感想は「これアコースティック寄りに振ったSee-Sawじゃん?」であった。
誤解して欲しくはないのだが、この感想はポジティブなものである。
ヴォーカルの声質もさることながら、わりとしっかりしたオーケストレーションとか、マイナーを多用する曲調とか、そういう要素から複合的に表出されるところの、やや陰影が濃いめで、質感がしっかりした作品イメージが、俺の中でダブって見える、ということだ。
ときおり入るメジャーコードやアップテンポの楽曲のアルバムに対する位置づけも似ていると思うのは、思いこみが過ぎるか。
そういうわけで、秋の夜長、ひとりしずかに、と言った気分の時は、かなりお薦め。
ちょうど季節もいいよ。突然スチールドラムとか入ってビックリするかもしれないけども。
ワガママを言えば、さらにガッツリとアコースティック方向に舵を切ってしまった上で、歌詞世界も曲調も、ちょいマニアックにいくとさらに俺的には面白かったと思うので、その分が減点。
で、評価は5段階評価で3.5辛。
いや、エスムジカは、ethnicとmusicaの造語らしいので、ちょっとカラい感じするし(汗
そして、話題は流れるように(←そうでもない)、See-Sawに移るわけですが。
カラオケをご一緒いただいたことがある方はわりとご存じのことかと思いますが、ここ1,2年ぐらい、「あんなに一緒だったのに」は、わりとお気に入りのレパートリーだったりします。
俺はガンヲタなので、わりとそっちの文脈で理解されているのかもしれないが、かれこれ10年ぐらい前……要するに俺がGiRLPOP(<こだわりの表記ぉぃ)にどっぷりとハマっていた時期に、彼女らも俺のCDワードローブに収まっていたのだね。
それがひょいっと見たガンダムSEEDでエンディング歌ってて、エンディングとして使われなくなっても劇中のBGMとして使われたりしてるのを見るにつけ、なんかこう、昔の友達がシアワセにやってて良かった良かった、的な気持ちだったですよ。
曲そのものも好きだしね。相変わらずいろんな意味でウマイと思うし。
そこへ持ってきて、種デスの最終クールのエンディングがまたSee-Sawなわけですよ。
これがまた泣きのバラードなわけですよ。
(ややサンボマスター口調)
「君は僕に似ている」は、「あんなに一緒だったのに」ほどは、まだ俺の中に滲みていないけれど、ガンダムSEEDの世界はSee-Sawの世界であった(いや、ター坊の世界であったのかもしれないけれども)、ぐらいは、あの頃のSee-Sawを知るもののささやかな勝利宣言として、言わせてもらっていいですか?
(ところで俺は誰に訊いているのでしょうか)
しかしアレだな。「.hack//」シリーズと併せて考えるにつけ、明らかにバンダイの制作部門にファンがいるな。そっちはまだ未聴だが。
今回楽曲の評価と言うよりは軽いノスタルジアに駆られているだけかもしれないので、評価的なことはパスさせていただきます。
投稿者 ushila : 2005年09月09日 03:03
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