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2006年10月30日
アキハバラ@DEEP
小説は文庫になる直前に購入。
映画は結局見なかった。
ドラマは、苦労の果てにamazonでDVDをゲットして、今3周目(3話目にあらず)のわかりやすいドはまり。
それにしても、amazon初めて使ったんですが、ジャニーズモノで埋め尽くされてしまったのは、何かの陰謀ですか?
それはともかく。
とにかくもう、奇跡のドラマだと、ドカンと持ち上げたい。
原作にせよドラマにせよ、話のプロットは、孤独なオタク青年たち(特殊能力と欠陥つき)が、仲間を得て活躍していくとともに、事件に巻き込まれていく、と言ったあたりで共通している。
原作の方が、一本筋の通ったストーリーなのに対し、ドラマの方は(アキバのトラブルシューター、という、独自の設定の影響か)一話完結型の、基本的にしょーもないトラブルに巻き込まれてるうちに、(偶然やら因縁やらイズムの地道なプログラミングやらで)だんだんストーリーが核心に近づいていく、という、あっちこっちフラフラする、そして荒唐無稽な物語展開だ。
さらに言えば、原作のcrookに対比される存在として、人工知能YUIがあるが、これが舞台装置として見事に機能している。
というか、本上まなみがCM以外でまともに機能している絵面を初めて見た、と言ったら言い過ぎですか。
最終的に主人公たちは捕らわれた仲間の救出のために(事故死した恩人の人格を宿した)YUIを破壊するのだが、そこに至る一連の展開が泣ける。
平たく言ってしまえば、彼らは恩人の面影よりも、生きている仲間の存在を選び取った、ということなのだと思うが、それだけのことが何かズシンと来るんだよね。
オタクと言えば非生産的で他者とのコミュニケーションが希薄で、現実から逃げてばかりいる、みたいなイメージがある。
しかし、このドラマのようにオタクを外部から描いた作品でも、電車男や某ロックバンドのようにオタク内部からの表現でも、人とのつながり、と言うものを主題に置くものが散見されるのは、決して偶然ではないんじゃなかろうか。
続編の有無については憶測を呼んでるが、YUIも一つのプログラムなわけで、藤坂かYUI自身がどこかにバックアップぐらいしてそうだと思うので、
YUI「たぶん、わたしは、三人目だから」
ページ「ああああ、綾波レイだ・・・」
みたいな感じで始まることを期待しています(笑)。
投稿者 ushila : 2006年10月30日 22:23
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