« ところで、 | メイン | Perfume「GAME」 »
2008年02月22日
Perfumeまわりのあれやこれや。
2008年も2月が終わろうとする今日この頃、相変わらず善光寺さんはPerfumeに踊らされていますが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
●ファン・サーヴィス(bitter)通常版
いわゆるライブDVD。いろいろ死ねる。
・よく動く。そして止まらない。
・「おいしいレシピ」⇒「コンピューターシティ」のつなぎが完璧で失神。
・映像がやたら凝ってて、14インチテレビでは何やってんだかさっぱりわからないけどすごい。
・「リニアモーターガール」の振り付けがスゴイのを再認識。
・「スーパージェットシューズ」名曲。これ発掘してきたスタッフはエライ。超エライ。
(発掘ってほど古い曲じゃないんだけどね。歌ってたのエスパー石井ちゃんだし)
あと、「Perfumeって言います名前だけでも覚えていってください」の時代に歌っていたことを
想像すると、うっかり泣けるので注意しろ俺。
●Perfumeさんたちのキャラクター、というものがだんだん見えてきたね。
かしゆかはいわゆる新田恵理とか三浦理恵子とかの系統に属する「猫にゃんボイス」だと思ってたし、
それはそれで楽曲の中で有効活用されてるわけだが、たたずまいとしてはどっちかっつーと小西真奈美に
近いかなと。なんつーか、「計算する女の子」担当?
あたしゃメドレーの「ビタミンドロップ」歌い出しの笑顔が「してやったり」顔に見えて仕方ありません。
いい意味で。
のっちは一部ファンが「ケロケロ声」と言ってるけど、手数多目の電子音、高めのBPMとの相性がよい
「歯切れのよい声」だと思う。
俺は「リニアモーターガール」で、ノーテンキに「いぇいいぇい」言ってるのがかなり好きだ。
あとさあ。スタイルいいよねえ(←スケベ)。
あーちゃんは、特にライブで顕著なんだけども、歌声の幅(音域ではなくて声質)の幅が広い。
猫にゃんボイスとケロケロ声の間の「正統派」の領域は全部アタシ、という、イチロー並みの守備範囲。
改良型保田圭というか、大谷雅恵と斉藤瞳(メロン記念日)を足して2で割って3をかけた感じというか。
・・・えーと、全部褒めてるつもりなんですけど、伝わってます?
●ファン・サーヴィス(Prima BOX)
「インディーズ全国発売」だった(現在は廃盤)CD3枚+PV映像を収めたDVDで構成される
完全限定BOX。
「スウィートドーナッツ」はシングルVer.とアルバムVer.で長さ違うんだよな。
ライブもアルバムVer.でやるから、史料としては貴重なんじゃないかと思う。
後は、カップリングがアルバムには収録されてないから嬉しい。
(昔近藤名奈のシングルカップリングが佳曲ぞろいでなあ<絵に描いたようなジジイの繰言)
そう言えばアルバムの発売と、ライブが決定しましたね。
東京は5月4日にZeppですが、また大麻なみの末端価格でチケットが取り引きされる様子が目に浮かびます(苦笑)。
●ところで
前々から言おうと思ってタイミングを逸し続けてるんだけども、
「コンピューターシティ」の歌詞がよくできてるなあ、と思う。
歌いだしのフレーズを集約すると、「完璧な計算で作られた」物=嘘(虚構)という、
形而上学的(かどうかわからないけど)な大命題をぶち上げてるわけで。
完璧な計算=正しい、という、自然科学の大前提に対して、「愛」は嘘じゃない、という、
ほぼスーパーロボットSFモノのような真っ向勝負を挑むその姿勢は、
「SFの薄ら寒さ」を喝破したかのようだと大拍手。
いまさら何ですが、「アキハバラ@DEEP」(映画版)は、
AAAじゃなくてこの曲使えばよかったんじゃねーかな。
「もうすぐ世界が変わる」といいつつ、何がどう変わるのか一っ言もいわないある種の潔さ、
または計算しつくされた投げっ放しも含めて。
あとは「愛など粘膜の生み出す妄想に過ぎん」と言い放つギニアス・サハリン閣下とも真っ向勝負してください。
●ハイカラガール(capusule)
同僚にアルバム貸したら、返ってくるときにおまけで付いてきた(笑)。
ファーストアルバムだから、世間様では「露骨なピチカート・フォロワー」とか言われちゃってた頃だろうけど、
そりゃ「東京喫茶」がそういうモチーフの曲だってだけじゃねーの、と思う。
「東京=ちょっとキッチュでオシャレな僕らの都市(と書いてまちと読む)」という切り取り方をすれば、
それはピチカートかオザケンにしかならないだろう、っていう。
それよりも、ハタチそこそこ(当時)でこれだけのスケールやらポップ感やらのある楽曲を10曲以上も発表できた、ってことに驚くべきだと思うんだよね。
ものすごく良質なポップス・アルバムだと思うよ。
個人的には「神様の歌声」のムヤミやたらな壮大さがツボ。
聴き様によっちゃアニソンみたいだけど(笑)。
つーか、アニソンはアニソンでわけのわかんないジャンルになってるよな。
ブリグリがガンダム00で復活したのには驚いた。
投稿者 ushila : 2008年02月22日 17:37
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.torihan.com/mt/mt-tb.cgi/885