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2009年04月17日
ソウルフラワーユニオンに入門する。
「満月の夕」~90's Singles~ (ソウルフラワーユニオン)
唐突に「満月の夕」が聴きたくなって、閉店時間間際の新宿タワレコへGo。
(標題作になってるだけあって、4バージョンも入っててうっひょーな感じ)
沖縄に行ったばっかの頃に「豚の報い」って言う映画があってさ、主題歌に使われてて、叙情的でいい曲だな、と思ってた。
(当時は沖縄ミュージシャンの作品だと信じて疑わなかったさ。だって三絃の音してるし)
で、あとから(ぶっちゃけ去年ぐらい)ソウルフラワーユニオンという人たちが歌ってると。
さらに、阪神・淡路大震災の後の光景を歌ったものだという事を知ったわけですよ。
そう思うとさ、胸にずしんと響くわけですよ。
全てを失ったように思えたあの街にも、いのちだけはあったんだよと。
いのちには、笑い、歌い踊る力強さがあったんだよと。
というわけで、ソウルフラワーは俺の中で「いつかちゃんと聴く」べきアーティストにカテゴライズされていたわけだが。
……しかるに、なんですか?
このいろんな意味でバーリ・トゥードな人たちは?
ザクザクとしたフォークロックがあると思えば、三絃にケルトにチンドンに、笠置シズ子まで歌ってるぢゃないですか。
ライブもスモーキー・マウンテンだ東ティモールだ北方領土だ辺野古だのでブチかましてるし。
歌詞の内容も伊達に「ユニオン」って付いてないようなのがあるし。
……いやあのね。
おいらとしても、「歌謡曲」の本質は、「なんでもあり」なんだと思ってるよ?
しかしこの人たちは、おいらの許容範囲を超えた「なんでもあり」をやらかした上で、エンターテインメントとして成立させちゃっている。
そんなこんなで、「歌謡曲」の世界は、俺が思っている以上に広かったらしい。
ジャイアント馬場さん的に言えば、「なんでもありを超えたもの」だったようだ。
(そういう意味では、この国のこの時代に生まれたってことは、すごく幸福なことだと思うんだよ?)
となると俺は、俺より強いヤツに会いに行かねばならん……のだが。
まずはソウルフラワーユニオン師匠に、じっくり稽古をつけてもらうことにする。
投稿者 ushila : 2009年04月17日 19:51
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