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2009年07月29日
石炭をばはや積み果てつ。
「僕を撃て」などと言ったら張り倒されるのだろうから。
川村カオリ……川村かおりについて、俺が語れることは多くない。
それでも、俺の青春のようなものに、
どすんと腰を下ろしている一人であることは、
どうやら事実らしい。
これだけ書いてしまえば、この文章はおしまいでよい。
ピュアすぎて残念すぎるほどピュアだったり、
(うっかり笑っていいとも!に出ちゃったときの、
タモリのドン引きぶりは、
おれの大事な残念箱から一生出してやらん!)
彼女をかけがえなく思っている人が何人もいたことを。
俺には書き残す資格も無い。のだが。
あいつに降り注ぐ"Hard Rain"は止んだのか。
あいつに神様は降りて来たのか。
そのぐらいのことは、訊いてみたいんだ。
2009年07月24日
で、それらはそれらとして。
メシ食いに「なか卯」に入ったら、有線で「恋が素敵な理由」(井上昌己)が流れてるのは、何のトラップなんですか(絶望先生風)。
投稿者 ushila : 22:54 | コメント (1) | トラックバック
とりあえず「鐘を鳴らして」
BONNIE PINKの2年ぶりのアルバム「ONE」は、
なんか見事にアレンジの方向性がばらんばらんで面白いので、
スタッフクレジット読んでから感想をアップするつもりなのだが、
とにかく、「鐘を鳴らして」が、泣かせのBONNIE節全開。
後ろでギターがぎゅんぎゅん言ってんのは何でだ、と思うけど、
歌詞世界は相変わらず見事にボニーなりの「世界」を切り取って見せている。
おいらにも離れてしまった大切な人の3人や4人や5人や6人は居るけれども、
いつか「俺は大丈夫だよ」って鐘を鳴らせたら、あの人たちにも聞こえるのかな。
……みたいな。
SPACE BIO CHARGE(V.A.)
菅野よう子の「来地球記念盤」だそうだ。
3枚組み49曲?というべらぼーなボリュームなのでまだ全部聴いてないが、
とにかく久しぶりに奥井亜紀の声を聴いてしまったので驚きの記念ぱぴこ。
改めて聴くとアンジェラ・アキと鬼束ちひろをブッ足して足しっぱなしにしたみたいな声だが、菅野よう子の音作りとは相性よさそうだよな。
菅野よう子の音って、メロディも変則的なんだけど、和声の数が多いのと、わりとエモーショナルな展開を好むっていう印象があるんだよね。
でも、奥井ちゃん(って呼んでたなぁ、昔……)は変則的な歌唱法はドンと来いだし、わりと声量あるし、何よりも歌声に情緒を乗せること自体大得意な感じなので、展開負けも音圧負けも情緒負けもしにくそうだな、みたいな?
それとは別に、「アクエリオン」の英語版が入っててでんぐり返ったよ。
2009年07月23日
「夏のあらし! キャラクターソングアルバム 歌声喫茶箱舟」
「絶望先生」の一連の関連作品に加えて、
「まりあ+ほりっく」のEDが「君に、胸キュン。」だった段階で気付くべきだったが、
(「HANAJI」もすげえ曲だった。映像込みで)
シャフトの音楽方面にかける情熱の濃さは異常(主にに方向的な意味で)。
もうちょっと音楽的な意味で本気で遊んでくれても良かった気がするが、
企画自体がバカ(いい意味で)っていうか誰得感満載(いい意味で)なのと、
わりと歌い手さんの個人技でなんとかなっちゃってる曲が多いので、
とりあえず三重丸進呈。
あと、「夜明けのスキャット」は、俺の心の大事な「ダメ箱」に入れておく。
(名塚佳織にはそろそろ「歌が絶望的な人」の烙印を押さねばならぬ…)
ところでサントラのほうには、
「あたしだけにかけて」TV使用全バージョンが収録されてるそうですが、
そのベクトルもどこに向かってるんですか(いい意味で)。
林檎もぎれビーム!
CD買って、
無駄な集中力を発揮して、
きっちりフルコーラス聴いても、
もしやと思って何度聴きかえしてみても、
麻 里 奈 が 空 気 。
どうもサビでオーケンの歌声にコーラス乗っけてる声がそれっぽいが、
そりゃアイドル声優の仕事じゃなくてプロのコーラスさんの仕事だろ。
っていう。
いのーえまりなはあっちこっちで歌ってるの聴く限り、
基本的に音楽的素養は高そうなんだが、
(っていうか、合唱経験者みたいな歌い方をする)
むしろそれが仇になったかな、この曲に関しては。
アレですよ。
アニメ声さ加減で新谷とあいぽんに負け、
飛び道具度合で沢城先輩に負け、
ドス&シャウト担当では小林ゆう画伯に負けるが、
歌はうまいのでパート振るよりコーラスやらせちゃえみたいな。
えーっと、なんだっけ。
こういうの一般的になんて言うんだっけ?
……あ、器用貧乏?
投稿者 ushila : 12:18 | コメント (1) | トラックバック
2009年07月22日
ネタか?
http://www.nikkansports.com/general/solar-sclipse/2009/news/f-gn-tp0-20090722-521588.html
なんだこの脈絡のない写真w
2009年07月13日
オーケンあんた漢や
懺・さよなら絶望先生OPの「林檎もぎれビーム!」に関する大槻ケンヂの
インタビューがグッと来る件。
否応なくアウェイにぶち込まれること、というのは、
大人である以上好むと好まざるとにかかわらず間々発生する出来事なわけなんだが(今の俺とかね)、そこで出会った事物を、自分のフィールドに重ね合わせて、同質の「熱」を見出し、さらにそれを創作活動に落とし込む、というのは、純粋なクリエイターか、度量を持ったオトナの仕事だと思う。
「林檎もぎれビーム!」は、楽曲単独で聴いても無論良い出来なのだが、これまでの「絶望」がらみの仕事がなければこの曲は生まれなかった、と考えると、さらに違って聴こえてくる。
絶望少女達もオーケン的世界にちゃんとアダプトしてるしね。
正味な話、ラウドロックも深夜アニメも声優の音楽活動も、それぞれのジャンルの「本道」や「本流」から見れば紛うかたなき「周辺領域」なんであって、この曲もいわゆる「世間」には一個も届きゃしないんだろうが、こういう「幸せなプロダクト」に出会えると、周辺領域にたゆたう生き方も悪くないなと思うのだ。
もっかい言う。
オーケン、あんた漢や。
……あ、NARASAKI氏も。
#ところでシャフトは可及的速やかに水戸華之介を連れてくるべきだと思うんだ。
⊿(Perfume)
全体を聞いた印象としては、「GAME」より普通のアルバムだと思う。
あとは、楽曲構成にしても歌詞の内容にしても、フツーになったというよりは
エモーショナルになったと思う。
リニアモーターだエレクトロだプラスチックだセラミックだという従来の
Perfumeのイメージに比べると、割と人肌の温かさがある心象風景、って感じだな。
サウンドもいわゆる電子音だけじゃなくてサンプリングも入ってるし。
楽曲個別のことを言うと、歌詞世界がソフトな曲ほど曲調やエフェクトを
キツめにしている感じなのは、やっぱystkのバランス感覚なんだろう。
で、そういう⊿の仕上がりから、特に”近未来三部作”的なPerfumeのイメージを
透過して見るに、アレは中田ヤスタカ流のバージニティの表現であった、
というふうに思ったりする。
サウンドからもボーカルからも、アコースティックなものを意図的に制限することで、
少女たちの実存--ありていに言ってしまえば「肉体」--と作品の間に断層を生じさせ、
楽曲世界の「清浄性」を確保する、と言うような……。
(Perfumeのパフォーマンスの一方に、ダンスと言う肉体表現があるのも、両極端で
面白いのだが)
そういう穿った見方は別としても、
(って言うかこのブログのざっと97パーセントは穿った見方でできていますが)
"NIGHT FLIGHT"から"Speed of Sound"までのアルバム書き下ろし曲だけを切り出して
聴いてみたりすると、そこだけでミニアルバムとして成立しててちょっと面白いぞ。