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2009年09月17日
supercellをめぐるアレコレ
間違いなくryoという人は才能あふれる作家だと思う。
バンドさんかと思ったらこの人も一人で何でもやるタイプの作家なのか?
まあそれはともかく。
アルバム"supercell"を発売するにおいての条件が、
・JASRACには登録しない
・オリジナルの音源にレコード製作者の権利を及ぼさないために、
アルバムにはリミックス版を収録する
の2点だったそうな。
(注:原盤権ってのはビジネス用語であって法律用語ではない。
法律論にビジネス用語を持ち込むと往々にしてブレるので俺は好かん)
ああ、なるほどね、とは思う。
この人は自分の理想のために、別のリスクを選び取ったんだ、と。
著作権管理団体にはそれなりの存在意義と役割があるのだが、ぶっちゃけどこまで行っても職業作家のための組織という側面は否定できない。
だから利用許諾の対価は金銭という形に置き換えられるし、その他にも一定の客観性を持ったルールに従うことを権利者、利用者の双方に要求する。
許諾に著作者の意図が介在する余地が極めて制限されるというのは、確かに事実だし、時には「客観性を持ったルール」が、利用者側からはクリアできない「障壁」に見えることもある。
この人はそういう枠組みを嫌ったのだろうけれど。
一方で、全ての利用に自分で対応しなきゃいけないんだよね。
だから、大事にしてあげてね?
#実は専属実演家契約とか結んでると台無しなので、
#おいら後頭部からひっくり返るが、その話は追々。
投稿者 ushila : 2009年09月17日 21:01
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