« 接客マニュアル。 | メイン | staple stable »

2009年10月01日

絶望歌謡大全集2

もはや絶望絡みの音楽モノは俺の中でハードルが非人間的な高みに達している感が無くも無いのだが、このCDはイマイチ刺さってこない。
っていうか、プロダクションのどっかの段階で要求品質が間違ってる感じがする。

といいつつ全曲レビュー。

1. ピッコロ(風浦可符香/野中藍)
 もうとにかく電波ソングをメルヘンチックなメロディとアレンジで包んでしまえば、腹黒ボイスセラピストが何とかしてくれる戦術なのだが、その戦術で大正解。これが可符香でなくて何が可符香なのかという。

2. 古都に佇む女(木津千里/井上麻里奈)
 全体にきっちりさんの通常モードのテンションなので、「明らかにお前先生殺しちゃっただろ!」的世界観の「薔薇の棺」のハードルは越えられなかった。

3. 金魚の接吻(常月まとい/真田アサミ、小森霧/谷井あすか)
 この曲には諸手を挙げて降参。
 っつーか、アニソンとして要求されるクオリティをいろいろ超えすぎ。
 そういえばこじまかずこは元気かなあ(脈絡ナッシング)。

4. 36.7°C(主人公その弐)(日塔奈美/新谷良子)
 ちょっと熱出しただけで自分の美しい死を想像してしまう自意識過剰振りが実に奈美。
 あと、「大全集」収録の「主人公」聴いてから聴くと、メロディ進行とアレンジにニヤリとする。
 ちなみに、「36度5分」(相馬裕子)を思い出した俺惨敗。

5. フラジール・ガール(木村カエレ/小林ゆう)
 暴走モードの木村カエレ(中の人含む)は、おいらいろいろムリ。
 実は素の小林ゆうもわりとムリ。ごめんなさい。すみません。(逃走)

6. 星の金貨山(関内・マリア・太郎/沢城みゆき)
 マ太郎は東南アジアからの帰国子女なのに、なんでNARASAKIさんはこの曲をフォルクローレ風にしたんだろうと思ったら、歌詞がぜんぜん入ってこなくなった。
 只野菜摘はいつもどおりのイイ仕事をしてると思うんだけどなあ。

7. キリトリ線(小節あびる/後藤邑子)
 いろいろとさっぱりわからんちん。
 唯一R・O・Nくんの書いたメロディーとアレンジはゴトゥーザ様の趣味にも合いそうだなあ。と思った。

8. 羽根ペンの魔法(藤吉晴美/松来未祐)
 最初、ただのカップリング妄想ソングだと思っていて、交換法則の利かない掛け算でバトルをはじめる腐女子がなんでリバーシブルを容認してるのか悩んだ。
 神谷……じゃねえや、先生総受けの歌だと理解して合点が行った。

9. 灰かぶりの少女(加賀愛/後藤沙緒里)
 個人的には「すみません」をどっかで「すいません」にしてほしかった。
 が。
 加賀ちゃんかわいい。超かわいい。
 小一時間カイグリカイグリして最終的に頭突きされたい。
 または中の人にドン引きされたい。
 ……もう、この曲はそれでいいじゃないか(遠い目)。

10. 絶望レストラン(極悪ノ花達)
   (小森霧、常月まとい、小節あびる、藤吉晴美)
 ヴォーカルを全部取り直してんじゃねーかと錯覚するすげー曲。
 もうね、繰り返し聴いてニマニマしたい。

11. 密室ロッカーズ・ルーム
   (風浦可符香、木津千里、木村カエレ、日塔奈美)
 これぞ絶望少女達。みんなちゃんと仕事してるし。
 っていうかきっちりさんが空気じゃなくてよかった(笑)。
 OVAでエンディングに使われなかったら絶望する。


平均点は星2つ半ぐらいかなあ・・・。

投稿者 ushila : 2009年10月01日 22:38

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.torihan.com/mt/mt-tb.cgi/1115

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)