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2009年12月01日
思考実験。
注:途中までわりと実話。
うちの会社の後輩は、どう見ても毎日外で酒を飲んでいる。
カネはともかく、よく体力続くよね君。
1週間に10日酒飲んでるでしょ。
「そんなの無理じゃないですか。
でも、ホントに1週間に10日飲めたらなあ~」
・・・そこは小松みどりか、って突っ込んで欲しいんだけども、まあいいや。
そーたいせーりろん的なものに頼れば可能かもしれないね。
光速に近い速さで移動する物体の中で酒飲めば、地球上で10日経っているとしても、自分の感覚的には7日間であったりするわけで、一週間に10日酒が飲める。
「だめじゃないですか」
まあ、自分の感覚ではあくまで1週間だしね。
冷静に考えるとこれは逆だね。
「精神と時の部屋とかあったらなあ」
・・・それもあんまり意味無いと思う。
・・・いや待てよ。
1週間に10日酒を飲むことは可能ではないだろうか?
「えっ、どういうことですか?」
仮に1週間に5日酒を飲んでいたとして、それが毎日午前様になっていたら、
1週間に10日酒を飲んだことにはなるまいか?
「あー、そう言えるかも知れませんね」
しかし、これではただのトンチだね。
「一休さぁ~ん」
いや、これはあえて思考実験と呼ぼう。
シュレーディンガーの猫的な。
「なんですかそれ?」
シュレーディンガーという科学者が言った話なんだけれども、
密閉された容器の中に毒ガスの発生装置を入れておいて、
その中に猫を入れてふたを閉める。
「で、まず箱から猫を出してください」
・・・一休さんから離れろよ。
箱の中の猫が生きているか死んでいるかは、
実際に箱を開けて観察してみるまでわからない。
「箱を空けた瞬間に猫が飛び出してきて飼い主を引っ掻いて?」
シュレーディンガーはガス会社から莫大な損害賠償を・・・って、
それは電子レンジにまつわる都市伝説だ!
まあ実際、毒ガスが充満してる密閉容器の中だから、
開けてみるまでもなく猫は死んでるんだろうけど。
ていうか、それで生きてたら猫じゃなくて何か別の生き物だよね。
「しかしその人は猫にひどいことしますね」
へいジャック、お前さん騙されてるぜ。
シュレーディンガーは実際に猫を箱に入れたわけじゃない。
あくまで「思考実験」だからな。
「・・・良かった。
シュレーディンガーの猫は居ないんだ・・・」
って何で俺たち、
急にちょっといい話風の小粋なカウンタージョークを楽しんでるんだよ。
「・・・良かった。
病気の子供は居ないんだ・・・」
それはもういいよ。
「しかし、仮に想像上の猫であっても、
そのような過酷な環境を猫に強制することは、動物虐待じゃないんですか?」
・・・お前はアグネスか。
「いいえ。カナダの裁判所です」
やかましわっ!
どうもありがとうございました~。
#オチを間違えた気がする。
投稿者 ushila : 2009年12月01日 21:15
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