【ういんどうず・えっくすぴー・の・ひっこし】 最終更新日 2013年9月4日
ブートHDDの引越の難しいNT系OS、しかも、自分のPCのブートHDDは、特定のエリアにアクセスするとPCが再起動する、というやっかいな症状を抱えているのであった。
新しく買ってきたHDDは160GB、手持ちのWindows XP Professionalは発売当初のモノで、SP1は当たっていない。
そう。
そのままでは160GBのパーティションをブートドライブに作れない
のだ(苦笑)。
137GB以上の領域にWindows 2000・Windows XPをインストール
の情報によると、SP1が当てられている別PCに
HDD(130GB以上)を接続し、ディスクの管理を実行してHDDの領域全部を1パーティションとして作成しておきます、又FORMATを実行してもかまいません。
その後HDDを外して元PCに接続して、普通にOSのインストールを実行します
とのこと。しかし、普通にOSのインストールをするとなると、あとのWindows Updateが大変そうなのでちょっと躊躇。
XP Service Pack 適用済 ブート可能 CD を作成
の情報を元に、SP1適用済のWindowsXPのCD-Rを作成する。途中isoファイルができたら、DiscJugglerでそのまま焼き込んでみたが、ちゃんとブータブルになった。
しかし、新しいドライブにWindowsXPをクリーンインストールするとなると、かなり復旧が大変そうだ。復旧したい環境だけ書き出している間に気が遠くなってきたので、
の手順に従ってやってみることにする。
WindowsXP SP1で動いている別PCのセカンダリにソース(元)HDD、ターゲット(新)HDDを接続する。
コントロールHDDのWindowsXPを起動する。新しいドライブなので、再起動が要求されるので再起動してから先に進む。
マイコンピュータを右クリック→管理→ディスクの管理
ターゲットHDDを初期化、ベーシックディスクとしてパーティションを作成。その後フォーマットをする。
フォーマットが完了したら、そのパーティションをアクティブにする。
マイコンピュータを開き、ソースHDDを開く。
ツール→フォルダオプションを開く。
表示タブを選択し、
・すべてのファイルとフォルダを表示する
にチェックを入れる。さらにスクロールし一番下にある、
・保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない
のチェックを外す。警告メッセージができるが気にしない。システムのコピーというクリティカルな作業をするので、リスクは覚悟の上(笑)。
そうすると、大量のファイルが表示されるので、
System Volume Information以外のファイルを全て選択し、ターゲットHDDにコピーする。
コピーにはこれまでの経験から、ファイルを選択して[Ctrl]+[C]、ターゲットHDDに移動して[Ctrl]+[V]が一番安全だと思う。
PCが再起動する(笑)。不良部分のあるHDDなので仕方ないとは思うが、どこまでコピーされているのかわからなくなってしまった(とほほ)。
やむを得ずRealSyncの出番。フツーのコピーでいいなら、このツールで同期をとればいいのでは?と試してみることに。60GB近いデータがあるので、延々コピーし続ける。
翌朝見に来ると、途中、System Volume Informationフォルダと、Documents and Settings\ユーザー名のフォルダの同期に失敗したようだ。読み出せないらしい。
むう。
コピーが終わったら、最後にSystem Volume Informationを上書きコピーして完了。
とあるので、改めて、それだけコピーしようとしても、コピーできないようだ。
こんなのが出てしまう。
とりあえずどうにもなんないので、このまま元のPCにターゲットHDDを接続して起動してみる。
…起動した。
しかし、Windows XPは起動したものの、スタートメニューは何か変になってて、一部のアプリケーションにやっぱり不具合が出ていた
うっかりしていた。コイツはこういう事をするときは「アンインストール」しておくのが必須だった。でも、気づいたのはかなり後なので、しょうがない。インストールし直そうにもインストーラーがちゃんと動かなくてアンインストールできない。サイトの説明に従って、全てを手動で削除する手順を試しても、再インストールでコケる。
ノートンがインストールできない。。。により、Norton SystemWorks 2002のCD-ROMが偶然残っていたので、それをインストールした。2003のCD-ROMは2004を買ったときに捨ててしまったかもしれない。しかし、Nortonのツールはインストーラーが賢いんだかアホなんだか、インストールできなくて、かつどうしようもないケースがあるのがいただけない。
翌日、2003のCD-ROMを発掘してインストールしてみる。Norton AntiVirusがおかしいようだ。
しかも、いつの間にかアプリケーションの追加と削除にごちゃごちゃと単体のSymantec製品の名前が並んでいて、しかも「削除」とかのボタンがない。
アンインストールしたソフトが「プログラムの追加と削除」に残っている
を参考に、
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall
からめぼしいモノを削除する。
5時間ぐらい試行錯誤。全てを手動で削除する手順を実行後、レジストリエディタを開いて、「AntiVirus」と名の付くキーを片っ端から削除。
どうにかインストールできた。
Microsoftの OfficeXPをインストールしている場合、この方法で復元できない可能性が高い。どうもアクティブベーションの情報にハードディスクの固有情報(ベンダーなのか型番なのかボリューム名なのかは不明)をチェックしているらしく、うちの環境ではOfficeアプリを起動するとエラーが発生した。
このような場合は、リストア完了後にOfficeXPをアンインストール後、改めてインストールすればOK。(たぶん)
とあったので、新しいブートHDDでOffice XPをアンインストールしようとしたができない…。というわけで、いろいろと試行錯誤して、最後に見いだした方法が、SP3のCDレスインストールパッケージを適用して、途中で強制終了を食らうまでの間にC:\Windows\TEMP\IXP000.TMPに生成されるファイル群を別のところにコピーする。(強制終了されると、このフォルダのファイルはダイアログに答えるまえに削除されてしまう)
そのフォルダ内にMAINSP3ff.mspというファイルが抽出されているのでこれをダブルクリックすると、無事、SP3適用済のOffice XPとしていじれるようになった。
削除してインストールし直しで復帰。
アップデータ起動して、msiファイルの場所を再指定して復帰。
ハードウェアの追加ウィザードから、ディスク使用で、C:\Program Files\NTVCD\fastcdmp.infを選択して仮想SCSIホストアダプタ部分をインストールして復帰。ついでにアップデータを当てておく。
だいたい以上で気がついた異常のあるアプリケーションの復旧は完了したものとする。Norton SystemWorks 2004については未解決だが、これだけのために8時間以上費やしているので、一旦終わりにする。疲れた…。
※もちろん、教訓を生かしてもう一度やる気はさらさらない…。
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