掲示板

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掲示板とは

訪問者がコメントを残して、他の訪問者がそれを見ることができるウェブサイトのパーツをいいます。

ウェブサイトのコンテンツは、通常、コンテンツの作成者からの一方通行の発信になります。そこに、訪問者からのコメントを公開することで双方向性を出すことができ、自らが残したコメントの反響を見に来るためにリピートが期待できますので、初期のウェブサイトを賑わせるためには割と有効な手段です。

掲示板の意義

訪問者にとって

訪問したウェブサイトに対して、自分のアクションを残すことができます。

ウェブサイト運営者にとって

訪問者同士でのコミュニケーションが活発になってくれば、自身がもっぱら発信者となってウェブサイトを更新し続ける以外の更新のネタを得ることができます。

掲示板の種類

掲示板には様々なものがありますが、掲示板の役割から見ると、書き込みの管理の仕方で分類することができると思います。

1行掲示板

書き込みが1行になっているタイプのもの。あまり複雑な話題は扱えませんが、いわゆるコメント的なモノを気軽に書き込むには向きますし、設置や管理の難易度もあまり高くないので、訪問帳的にとりあえず設置するにはいいでしょう。

1枚掲示板

1行ずつ時系列順に書き込みが並ぶだけのものです。1行掲示板の書き込みが複数行書けるようなタイプですが、結局複数の話題が同時に進行するのには対応できないので、難しい話題には対応できません。ただし、設置難易度は1行掲示板と大差ないので、文字がたくさん書き込めるこちらの方が汎用性が高いでしょう。

スレッド式掲示板

1枚掲示板をスレッドという形で管理するようになったもの。1つの掲示板システムで、複数の話題を同時に取り扱うことができるので、ある程度書き込みが活発になってきたらこちらにする必要があるかも知れません。

スレッド式掲示板でも、スレッドの内容がずらずら表示されているタイプと、スレッドのタイトル一覧が並んで、クリックして個別のスレッドの内容を見るタイプに分かれます。

ツリー式掲示板

コメントのコメントの構造をツリー状に記録するタイプのもの。元記事が1つでも、話題が分化していく様子がツリー状に記録されるので、複雑な話題の展開を追えるのですが、そもそもツリー状になった状態の記事はついていくのが難しいという難点があるので、最近はあまり流行っていないように感じます。

特殊な掲示板

上記以外の管理方法に挑んだ特殊な掲示板。その管理方法自体がひとつのウリとなると思われるので、活発な書き込みがあって、上記のパターンでは対応しきれないときに、用途に合ったものを採用するといいでしょう。

掲示板自体を複数設置できたり、スレッドをカテゴリーわけできたり、コメントのコメントの構造の管理方法が特殊だったり。

掲示板の限界

炎上

小さな掲示板ではあまり大きな問題になりにくいのですが、掲示板の常連が、他の誰かと掲示板上で「議論」をはじめてしまうことがあります。それぞれの前提条件なども違いますので、たいていの場合、こういった状態が自然鎮火することはまずありません。どのような対処をとるかにもよりますが、そのとばっちりがウェブサイトの運営者に来てしまうことも少なくありません。

また、ウェブサイトの運営者対訪問者という構図もよくあります。

このような事態が続くと、当事者以外は、読むに耐えない内容になるため、常連離れにつながり、掲示板は荒廃します。荒廃した掲示板は、もはや過去の賑わいを取り戻すことはないでしょう。他の場所にも掲示板はごまんとあるのですから。

迷惑書き込み

ウェブサイトの宣伝目的の迷惑書き込みは決してなくなりません。誰もが書き込めるという掲示板の性質上、宿命のようなものです。自動排除にも限界はありますので、掲示板の運営者が適宜メンテナンスをしていくしかありませんが、メンテナンスできる掲示板の数というのもたかがしれています。

迷惑書き込みに多い、アダルト系の不快な文句と画像に、常連離れが起きてしまうこともあるでしょう。

閑古鳥

結局、書き込みする人がいなければ、掲示板は寂れ、存在意義を失うどころか、「繁盛していないウェブサイト」であることを露呈してしまう仕組みです。

結論

初期のウェブサイトのリピーター作りとしては、ささやかに効果がありますが、維持をするに当たってはたくさんの障害があり、ウェブサイトが成長するに従って破綻してくる仕組みです。自分の把握できる範囲でささやかに維持する程度にとどめましょう。

ウェブサイトの運営者と複数の訪問者がコミュニケーションするという仕組みとしては貴重です。

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