ホームページの作り方 > 終焉編 > ホームページの閉じ方
これまでは、原則的に拡大路線でホームページの作り方を説明してきましたが、このページは残念ながら制作するモチベーションの低下や、金銭的な問題、時間的な問題、サイトの炎上、グーグル八分、等の理由で更新が続けられなくなった場合はどうしたらいいか、という話です。もちろん、これまで大して活動できなかったのなら、ひっそりと削除して消えていってもいいのですが、このサイトの情報に従って運営してきた方はそれなりの情報量も持ち、リピーターも獲得していることと思います。サイトの炎上は実際には閉鎖の前にやることがいくらでもあると思いますので、この後の文章ではあまり想定していません。
まずは、フレッシュな情報がもはやこのサイトから得られなくなったということをアナウンスすることがいいでしょう。今までの活動で、あなたのホームページに期待をしている人たちを裏切ってはいけません。素直に、どうして更新できなくなったかの理由なども添えるといいのではないでしょうか。あとで思いがけず更新が再開できるようになったらそれをアナウンスして再開すればいいのです。
サイトをリンクで紹介してくれているようなところにはその旨お知らせしてもいいかもしれません。(検索して見つかるところでいいと思います)
更新ができなくなった以上、掲示板やメールフォームなどの自動部分は全て停止しましょう。掲示板もどうしても残しておくのであれば、書き込みはできないようにするのがいいでしょう。迷惑書き込みなどの温床にはしないでください。あなたの過去の努力を汚すものです。
トップページなどで、あなたが後を託せると思うサイトを紹介するといいでしょう。トップページからリンクすることで、後を託せるサイトのページランクを向上させて支援することができます。または、あなたが更新を続けるウェブサイトが他に残っているのなら、自分の活動の舞台をそちらに移す、という紹介をしてもいいでしょう。移転の場合は、リダイレクトなどを活用して、元のサイトの訪問者を逃がさない工夫もしましょう。また、自分の作成したデータを有効に活用できる方にデータの権利を譲渡してしまうのも一つの手でしょう。譲渡した以上、余計な口出しは無用ですが、利用者にとっては歓迎すべき対応となることでしょう。
独自ドメインなどは、無関係な第三者が取得するとあまりありがたくないので、後を託せるサイトの運営者などへの譲渡も検討してもいいかもしれません。
無料のサービスを利用しているのでなければ、費用が発生してしまうと思いますが、その費用の期限までで構いませんので、しばらくはコンテンツを維持してください。また、再開するときのために最終状態のファイル群はバックアップを取っておきましょう。あなたが時間と情熱を傾けた、大切な財産です。もし、更新ができないとしても、インターネット上の資料として非常に価値のあるものかもしれません。
プロバイダー等の契約期限がきたり、ドメイン契約期限が来て、エンドユーザーから見えなくなります。最後はひっそりと息を引き取っていきます。無料で放置しておけばいつまでもおいておける場合は、サービスの形態が変わってなくなってしまうまで放置でもいいでしょう。
サーバー自体の契約もコストにつながるので無理はできませんが、独自ドメインはできるだけ保持しておくといいでしょう。(複数のドメインを保持できるレンタルサーバーなどで維持すれば済む話です)
しかし、インターネットに公開されたものは、どれだけコピーされたかわかりません。幸運なデータはあなたが維持しなくても、インターネットの電子の海で、いつまでも保持されていくかもしれません。
ですが、あなたはもう放棄したのですから、公開していたメールアドレスなどもキレイサッパリ停止して忘れ去るのがいいでしょう。
いずれ、検索されることもなくなっていき、他のサイトが役割を担っていくのでしょう。
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