ホームページの作り方 > 後日談編 > 独自ドメインは必要ないか
独自ドメインを取得するとお金もかかるし、独自ドメインのホームページなどを維持する為の環境(レンタルサーバー)などにもお金がかかるし、節約するためには、独自ドメインなんて要らないんじゃない?
「サーバー側の環境の構築」の項でも説明していますが、インターネットの世界では、情報の発信元である「あなた」へたどり着くための一番原始的で確実な方法です。
ブラウザでURLを入力してホームページを開く、メールソフトに相手のメールアドレスを入力してメールを送る。
検索サイトすらまだ産声を上げたばかりのインターネットのころから、これらの手法は使え、現代でも使えるのです。
プロバイダーやレンタルサーバーが用意してくれている独自ドメインを取得しなくても利用できるスペースは、ある意味のそのサービスを提供してくれているところの「独自ドメイン」なのです。
Windows 95〜98のころに訪れた、マイホームページのブームのころに、プロバイダーのレンタルスペースでスタートしたホームページは、プロバイダーの統廃合を経て、閉鎖してなくなってしまったり、独自ドメインを取得して新天地に移転したりしていますが、当時のURLはもはや有効ではなくなっている、というケースは枚挙にいとまがありません。
もし、あなたに連絡を取ろうとしたときに、会社が変わってたり、ケータイの番号やSNSのアカウント、そもそも使用するSNSが変わっていたりしても、独自ドメインのホームページが残っていたら、あなたに連絡を取ることができる手段を残しておくことができるわけです。
Google の PageRank の話を持ち出すまでもなく、他のサイトからリンクしてもらっている「被リンク」こそがホームページの価値です。
公開されているサイトからのリンクだけでなく、訪問者が次回の訪問用に行うブックマークや、訪問者が他者にそのホームページのありかをメールで紹介する、といった活動も広義では被リンクと言っていいでしょう。
最近では、SNSなどで紹介されるのも大きな要因で、紹介者の影響力によってはバズることすらあり得ます。
これらは、一度利用されるだけで終わりではなく、その後もインターネット上に積み重なって記録されていきます。
これはひとつの資産であり、そのホームページの価値なのです。
そのホームページ、が示しているのはURLそのものに他ならないわけで、それを他者のサービス終了などによって変更を余儀なくされることのない、独自ドメインを取得しておく価値となるわけです。
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