ホームページの作り方 > HTML編 > ホームページを作ろう > 権利に注意しよう
実際のコンテンツを用意するにあたって、権利には常に注意しましょう。
ホームページは、原則的に、不特定多数に公開するものです。その時点で私的な利用の範囲からはかけ離れていますので、権利の侵害にならないか、注意してください。なお、このコンテンツでは、基本的に、個人で非営利目的に公開するホームページを作るものという前提としています。営利目的・企業のホームページの場合はもっとシビアになりますのでご注意下さい。
なお、注意事項を羅列しているだけですので、これに漏れているもので訴訟を起こされて損害賠償の目にあっても、私は項目を追加することぐらいしかできませんのでご了承下さい。デリケートな問題が多くて、「これだけやっておけば絶対OK!」とは言い切れないのです。
文章は、基本的に全部あなたが書き下ろしていますか? 全く同じ内容を説明しているとしても、他のウェブサイトや書籍の文章を丸々写してはなりません。
丸々写したい場合は、「引用」とし、引用の場合は、引用部分を区別し(英語だとイタリックにするのが基本ですが、日本語のサイトではあまりメジャーな手法ではないです。みづらいですしね。 HTMLタグだと blockquote などを使用するのがいいでしょう)、引用元や著作権者を明記して、引用部分より、自分の書いた文章が多くなるようにすること。マナーとしては、引用部分を最小限として、引用部分が全文章量の3割以下になるくらいでしょうか。(中略)等を利用して、引用する意図と無関係な文字を削減してバランスを調整するのもテクニックでしょう。
blockquote の例。インデントされるので、インデントのために使用してしまう方がいますが、本当は違います。現在では引用の意図のないインデントはスタイルシートで実現するのがいいでしょう。
あとは、内容です。名誉毀損になるようないわゆる他人の悪口は書かないように。また、個人情報など、プライバシーに関わるものは書かないようにしてください。
個人や製品が映っている場合は、その個人や所有者に掲載許可を得てください。むりなら、顔がわからないように小さいサイズにするか、ぼかしてください。もちろん、近くに個人が特定できるようなものが映っている場合は、それもぼかしてください。
建物の場合は、道路等、公共の場所から撮影できるものであれば現行の法律上では支障ありません。建物の所有者に許可を得る必要はないとされています。ただし、併記されるテキストによっては違ってくることがありますので、手放しに建物は安全、ということでもありません。
風景や自然物は文句言ってくる人も少ないでしょうから安心して使えるでしょう。
ただし、これらは全て撮影者の権利があります。あなたが撮ったものでない写真の場合は、撮影者と交渉する必要があるかもしれません。アマチュアカメラマンであれば、著作権表示をするだけで許可してくれるかもしれません。
デザインをパクるのはほどほどに。あまりに酷似していて混同しそうなものはマズイですが、ファンサイトなどであれば、本物に似たロゴにしたいとかは、非営利目的のファンサイトなどという個人レベルで、本物を支持しているサイトでの利用であれば見て見ぬふりしてくれるかもしれません。もちろん、本物とのコネクションはファンサイトには重要ですので、ダメモトで問い合わせて利用許可を得るのがいいでしょう。ちなみに、「許可します」というはっきりとしたOKが出なくても、「公式に許可するとはいえない」という表現の回答は「黙認する」ということですので、現状の使用範囲ならまあOKと思って使用できます。ダメなときは「利用を許可しない」とか「権利の侵害と見なす」などのハッキリした表現になります。
使用に対しての積極的な条件が出た場合は、相手もあなたのウェブサイトを歓迎していますので、きちんと条件を守って「正式」に使用しましょう。
あなたが作詞作曲演奏したデータでなければ基本的に個人レベルではややこしすぎるので手を出さない方が賢明です。そもそもインディーズのミュージシャンの自身のサイトでもない限り、音楽関係のホームページでもないのにホームページから音が出て欲しいと思っている人は一握りです。訪問者にとっては嫌か、そもそもミュートになってて音がでません。無駄なので使わないようにしましょう。
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